フランチャイズ開業と自営

ハウスクリーニングで独立開業をお考えの方はフランチャイズFCでの開業も視野に入っていると思います。フランチャイズとはパッケージ商品です。そのパッケージ商品を使ってお仕事をすることになります。今回はフランチャイズfcのメリットとデメリットを紹介したいと思います。

フランチャイズfcのメリット


フランチャイズは完成された商品です。ハウスクリーニング以外でも沢山あります。コンビニ、学習塾、カレー屋、コーヒー屋、便利屋など。ケンタッキーフライドチキンはFCですが、どのお店で買っても同じ味、同じ料金ですね。カーネルサンダースの人形が入口にあって、店の外観、制服、お客様の対応方法など、どのお店も全て同じです。

そのパッケージを契約すると、知名度の高さにより自然とお客様が来店してくれるという流れです。営業などは本部が大々的に行っており、自ら営業をかけることはあまりない。全て完成されておりその通りにすると一定の利益が出るというのがフランチャイズシステムです。

 

フランチャイズのデメリット


高額な開業費

フランチャイズの契約は高額です。ハウスクリーニングfcのケースで、平均して開業費に200万円~300万円、ロイヤリティは30%以上かかります。

自由の制限


フランチャイズはパッケージ商品なので、独自の商品を販売できません。制服やビジネスデザインも変更できません。価格も一律で変更できません。屋号もフランチャイズの名前が先にきます。

ハウスクリーニングfcについて

人によってバラつきがある


多くの業界でフランチャイズが存在しますが、ハウスクリーニングfcについて考えてみます。ハウスクリーニングは人が作業する仕事なので、人によって個人差があります。清掃の上手い人もいれば開業したばかりで上手くない人も。しかし値段は一定です。お客さまからするとキレイにしてくれる人のほうが良いですね。フランチャイズはパッケージ商品ですが、ハウスクリーニングは少しバラつきがどうしても出てきます。

洗剤・道具のチョイスができない


洗剤・道具のチョイスについて考えます。現在は洗剤や道具が進化しており、沢山のよいものが業務用として存在します。これが使えません。フランチャイズfcはパッケージなのでオリジナルの洗剤を本部から購入してそれを使う形になります。

仕事は基本的に自分で営業


コンビニなどの店舗では戦略の元でお客様を呼び込むことができますが、ハウスクリーニングはサービスなので、こちらから出向く必要があります。ネームバリューはありますが、ビラを撒いたら仕事がくるとは限りません。基本的に自分で営業をかけます。

閑散期のリスク


BtoC(一般向け)のモデルが多く、閑散期に仕事の受注が大幅にさがる場合があります。特に年末大掃除以降の1月2月あたりは閑散期で仕事が少ないです。

フランチャイズデメリットのまとめ


●開業費が高い(200万円~300万円)

●ロイヤリティが高額 30%以上(100万円の仕事で30万円の支払い)

●値段設定できない。

●オリジナル商品を提供できない。

●自社ネームで営業できない。

●自社でハウスクリーニング業をうけることを禁止しているFCもある。

●数ある業務用洗剤が使えない。

●パッケージとはいえ掃除なので人によってバラつきがある。

●ハウスクリーニングfcに入ったから仕事があるとは限らない。

●コンビニのようにお客様を呼び込むシステムではないので自ら営業に行かなければならない。

●閑散期の売上げが大きく減少する可能性がある。

 

デメリットも上記の様にありますが、しっかり売り上げている人もいます。しかし全ての人が安定した収益を上げているかというとそうではありません。トータルしてハウスクリーニングfcに加盟するのかをじっくり考える必要がありますね。